スイッチングハブは、MAC(Media Access Control)、スイッチ・コントローラというICなどから構成されています。
受信したMACフレームは、MACからスイッチ・コントローラへ送られます。
スイッチ・コントローラでは、MACフレームの宛先アドレスを調べて、スイッチングハブの中にあるMACアドレステーブルに宛先アドレスが存在するかどうかを確認し、転送先のポートを決定します。
この時、送信元のアドレスも調べて、MACアドレステーブルにそのアドレスが登録されているかどうかを確認します。
MACアドレステーブルは、MACアドレスと対応するポートを登録してあるテーブルです。
これがスイッチングハブの中にあります。
送信元のアドレスがもしMACアドレステーブルに登録されていなければ、そのアドレスをMACアドレステーブルに登録し、ついでに対応するポートやエージング情報も登録します。
エージング情報とは、MACアドレステーブルにあるMACアドレスごとの状態を表す情報のことです。
この情報は、そのMACアドレスが有効かどうかなどを示す複数のフラグビットから成っています。
スイッチ・コントローラは、このような役割をする以外に受信したMACフレームをパケットバッファに格納する役目もあります。
一時的にMACフレームを蓄えるこのバッファは、内部がキュー(queue)の構造をしています。
最初に入ったデータが最初に出てくるというデータ構造をキューと言います。
パケットバッファの場合は、キューの構造をしているので、受信した順番に転送していくことができます。
詳細は、以下のページで御覧頂けます。
スイッチングハブの仕組みと機能
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