ネットワーク技術用語集【イーサーネット】(「LAN技術研究室」付録)

用語の分野)LAN
イーサーネット関連技術用語)
1. IEEE802.3





イーサーネット

イーサーネットとは、LANのハードウェア規格のことを指します。
1973年にゼロックスのロバート・メトカフ氏によって論文として発表されたのがその始まりでした。
その後、イーサーネットは、ゼロックスなど数社の共同の改良作業によって実用化され、現在に至りました。
現在のLANの標準規格となりました。
イーサーネットにも規格があり、1990年代初頭ぐらいでは、主に以下のものがありました。

(1) 10 BASE-5
(2) 10 BASE-2
(3) 10 BASE-T

(1)と(2)では同軸ケーブルを使用しました。
こういうケーブルで繋ぐネットワークの形態(トポロジー)をバス型と呼びます。
スター型の代表は、この当時は(3)の10 BASE-T(テンベースティー)です。
(1)の場合、テンベースファイブと言い、太い同軸ケーブルを使用し、昔会社で床下に配線されていました。
10 BASE-5では、イエローケーブルと呼ばれる太い同軸ケーブルと、トランシーバーケーブルAUIケーブル)と、トランシーバーという機械を使用します。
トランシーバーは、イエローケーブルと接続し、AUIケーブルトランシーバーとコンピュータの間に接続していました。
(3)の10 BASE-Tは、現在では主流の100 BASE-TX(100ベースティーエックス)やギガビットイーサーネットと同じ方式です。
通信速度が違うだけです。
これらのトポロジーは、スター型と呼ばれるものでハブを中心に放射線状にネットワークが広がります。
テンベースの10とは10Mbpsのことで、1秒間に10メガビットのデータを送信できるという意味です。
bpsとは、ビット/秒の略です。
そうすると100なら1秒間に100メガビットのデータを送信できるという意味になり、ギガビットイーサーネットGigabit Ethernet)では1000なので、1ギガビットのデータを送信できるという意味になります。
(3)の系列の方式はみんなハブという機械を使います。
イーサーネットに関する詳細は、以下のページで参照できます。

LANについての概要
イーサーネット



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