ネットワーク技術用語集【ルート・パス・コスト】(「LAN技術研究室」付録)

用語の分野)LAN
STP関連技術用語)
1. ルート・パス・コスト
2. ブロードキャスト・ストーム
3. スイッチ
4. ブリッジ
5. ハブ
6. イーサーネット





ルート・パス・コストRoot Path Cost

ルート・パス・コストは、STP関連の用語です。
STPは、Spanning Tree Protocolの略で、スパニング・ツリー・プロトコルと読みます。
ルートブリッジへ通じているパスがたくさんある場合、最短距離のパスを残して、それ以外のパスをブロックさせることでループになっている経路を遮断し、通過するフレームループしてしまうネットワークの問題を回避する必要があります。
STPを導入したLANは、ルートブリッジを根っ子にした木構造になっています。
パスは幹や枝に相当します。
たくさんあるパスから最短距離のパスを見つけるために判断のよりどころとしている基準値がありまして、これをコストと言います。
最短距離のパスとは、最もコストが小さいパスを言います。
ルートブリッジという根っこから幹や枝を辿っていくと、LANに何台もスイッチが繋がっていれば、いくつもブリッジを通過していくことになります。
途中通過する一つ一つのブリッジの各ポートには、パス・コストPath Cost)が設定されていて、これらのパス・コストを合計したものをルート・パス・コストと言います。



参照ページ

スパニング・ツリー・プロトコルSTP)の基礎



関連用語

STP
BPDUBridge Protocol Data Unit
ブロードキャスト・ストーム
イーサーネット
LAN





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