LAN技術者は、ブロードキャスト・フレームが増加してネットワークを埋め尽くすブロードキャスト・ストームという現象を引き起こさないように、STP(スパニング・ツリー・プロトコル)に対応したスイッチを導入してLANを構築します。
このようにして構築されたLANでは、特殊なMACフレームが流れます。
STPもプロトコルなので、MACフレームの中に専用のヘッダーがあります。
このヘッダーを含むMACフレームをBPDU(Bridge Protocol Data Unit)フレームと言います。
このBPDUフレームをスイッチ間で一定間隔をおいて送受信します。
通常2秒間隔です。
BPDUヘッダーには、BPDUメッセージの内容が設定されます。
BPDUメッセージには2種類あります。
その一つは、コンフィギュレーションBPDUメッセージ(Configuration BPDU message)、もう一つは、トポロジー変更通知BPDUメッセージ(Topology Change Notification BPDU message)です。
前者は、初期状態からツリー構造のLANを作るためにスイッチ間で相互通信される時に流れるメッセージです。
これに対して、後者は一度できあがったツリー構造のLANの変更を行いたい場合、流れるメッセージです。
BPDUに関する詳細は、以下の参照ページを御覧下さい。
下線がある「スパニング・ツリー・プロトコル(STP)の基礎」をクリックすると参照できます。
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