IEEE802.3仕様のフレームでは、MACフレームの先頭に64ビットのプリアンブルと呼ばれるフィールドが付加されます。
これは、先頭にある7オクテット(56ビット)のプリアンブル部(Preamble Part)と、これに続いて1オクテット(8ビット)のSFD(Start Frame Delimiter)から構成されています。
IEEE802.3仕様は、LANの標準化を行っているIEEE802委員会という組織の16のワーキンググループの内、IEEE802.2というグループで策定されたものです。
IEEEとは、米国電気電子技術者協会のことです。
IEEE802.3仕様のプリアンブル部は、1と0が交互に28回並んだビット列で、それに続くSFDは開始フレームデリミタのことを言い、10101011という決まったビット列になります。
SFDは、MACフレームの始まりを示す制御フィールドになります。
DIX仕様では、8オクテット(64ビット)のプリアンブル部がMACフレームの先頭にあります。
DIX仕様のプリアンブル部では、1と0が交互に並んだビット列で、最後の64ビット目だけが1と決まっています。
プリアンブル部は、受信回路のクロックの同期に使用されます。
プリアンブルは、10 BASE-T以外では使用されませんが、100 BASE-TXなどでも互換性のために残されています。
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