LANには、ハードウェアの規格があります。
それには、今主流のイーサーネット(Ethernet)があります。
イーサーネットでは、UTPケーブルを使用して信号を送受信しています。
PoEとは、Power over Ethernetの略で、このケーブルを電力供給に利用する技術です。
ただし、カテゴリ5(CAT5)以上のUTPケーブルに限られます。
通常は、PoEを利用することはあまりありませんが、給電が困難な場所にある機器にUTPケーブルを利用して給電することができます。
PoEを実装したLAN関連機器には、スイッチングハブやL3スイッチ(レイヤ3スイッチ)、無線LANアクセスポイント、IP電話機などにあります。
PoEに関しては、IEEE802.3afという規格があります。
PoEには、給電の方式として、TypeAとTypeBがあります。
TypeAは、LANに送り出すデータと電力を共有する方式です。
従って、給電に1,2,3,6番ピンを使用します。
これに対して、TypeBでは、データの送受信に使用されていない4,5,7,8番ピンを使用して給電する方式です。
どのタイプも電圧は最大48Vで、電力は約15ワット程度です。
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