TCP(Transmission Control Protocol)は、OSI参照モデルにおけるレイヤ4のトランスポート層のプロトコルです。
TCPは、一つ下の階層のレイヤ3(ネットワーク層)のIPと一つ上の階層のレイヤ5のセション層との間に入って情報の中継の役割を果たします。
TCPでは、アプリケーションプログラムからデータを貰うと、TCPセグメントと呼ばれるパケットのようなデータの塊に分割します。
TCPセグメントは、IPで言えばIPパケットのようなものです。
このTCPセグメントにTCPヘッダー(表1)というタグやラベルのようなものを頭に付けて、下位のレイヤに相当するIPに渡して送信されます。
受信した後は、下位のレイヤ(IP)からIPヘッダーをカットされたTCPセグメントが渡されてきます。
TCPでは、このTCPセグメントに記述されている宛先ポート番号を見て適切なアプリケーションプログラムにデータを渡す役割を果たします。
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シーケンス番号 (32 bit) | |||||||||||||
確認応答番号 (32 bit) | |||||||||||||
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TCPオプションとパディング (32 bit) |
表1
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