ネットワーク技術用語集【輻輳】(「LAN技術研究室」付録)

用語の分野)LAN
輻輳関連技術用語)
1. TCP
2. 輻輳崩壊
3. ルーター






輻輳

輻輳は、ふくそうと読みます。
輻輳は、TCPTransmission Control Protocol)における重要な機能の一つです。
ネットワークは、利用者が殺到して混雑することがあります。
ネットワークは、回線の速度や伝送能力によっても左右されます。
回線の能力が低いと、すぐ混雑してしまう場合があります。
また、ネットワークの途中にあるルーターは、まるで道路の交差点のようなもので、ここも混雑します。
ルーターの処理能力にもよりますが、性能が悪いルーターだったり、株などのインターネット取引が限られたサーバーに集中し、このサーバーへの経路上にあるルーターの処理が追いつかなくなったりします。
回線の伝送能力を上回るくらいデータを送ったり、ルーターTCPセグメントを処理したり転送したりできなくなるほど処理が追いつかなくなり、途中で頻繁にTCPセグメントが破棄されるような状態が発生することがあります。
このような状態を輻輳(congestion)と言います。
一度輻輳になると、この状態から抜けることが困難になります。
TCPでは、途中でTCPセグメントが失われると、再送を試みます。
そして、何度もTCPセグメントロストが発生すると、再送が頻発します。
このままでいると、最悪送ってはロストという悪循環に陥り、ネットワークがダウンしてしまいます。
このことを輻輳崩壊と言います。
これを回避し、問題なく通信を行うための手段がいろいろ考案されました。
幾つか、アルゴリズムが考案されました。
このことは、以下に示したRFC2001にまとめられています。

RFC2001の日本語訳
RFC2001の原文

RFC2001の原文の冒頭に「TCP Slow Start, Congestion Avoidance, Fast Retransmit, and Fast Recovery Algorithms」と書かれていますが、これは、「スロースタート及び輻輳回避、即時再送及び即時回復のアルゴリズム」という意味です。
これらのアルゴリズムについては、上記のRFC2001の日本語訳が参考になります。
この訳文の内容はなかなか良いと思います。
これを読むと、輻輳制御について、だいたいわかると思います。





TCP関連の書籍



Google




ページトップ
ネットワーク技術用語集【ふ行】(「LAN技術研究室」付録)
ネットワーク技術用語集【五十音順マップ】(「LAN技術研究室」付録)
サイトマップ(LAN技術研究室の案内図)
LAN技術研究室のトップページ

© 2007 Toyozi Masuda All rights reserved.